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ドル円、147円台まで下落 米政府機関閉鎖への懸念でドル圧迫 リスク回避の円高も=NY為替概況

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ドル円、147円台まで下落 米政府機関閉鎖への懸念でドル圧迫 リスク回避の円高も=NY為替概況

 きょうのNY為替市場は9月期末の取引の中、ドル安が続き、ドル円は147円台まで下げ幅を広げた。期末の調整もさることながら、前日同様に米政府機関閉鎖への懸念がドルを圧迫していた模様。リスク回避の円高の動きも加わっていた。

 本日は米政府の会計年度末だが、米下院ではつなぎ予算案が可決されているものの、米上院では共和、民主双方が歩み寄れないでいる。万一、明日の10月1日から米政府機関が閉鎖となれば、10月3日の米雇用統計は発表が延期になる可能性が高まり、市場は動向を注視している状況。トランプ大統領は恐らく閉鎖されると言及していた。

 ドル円は200日線を下放れる展開を見せ、21日線に回帰。100日線と200日線のレンジ内に再び戻してしまった格好となったが、市場がFRBの利下げ期待を後退させる中、閉鎖を受けてどのような流れになるのか注視している状況。閉鎖に入ったとしても短期で終了との見方も多いが、長期化すればドルの重しになる可能性も指摘されている。

 ユーロドルは買い戻しが優勢となる中、1.17ドル台半ばまで一時上昇。本日の21日線が1.1735ドル付近に来ているが、その水準を回復する展開。ユーロドルは専らドルの動きに左右されているが、本日も米政府機関の閉鎖へのリスクからドル安が優勢となっており、ユーロドルを押し上げている。一方、ユーロ円は一時173.40円付近まで下落。21日線付近まで下落しており、明日以降の動きが注目される。

 本日はフランスとドイツが9月の消費者物価指数(HICP)速報値を発表していたが、夏末にかけてインフレが加速していた。両国とも、今年初頭以来のインフレの上昇幅となった。エネルギー価格は8月よりも下落幅が小さくなり、サービス部門のインフレは両国で上昇した。ECBの据え置き予想を正当化する数字となった。

 ラガルドECB総裁が講演を行っていたが、「インフレに対するリスクはいずれの方向にもかなり抑制されているようだ」と発言。ただ、「警戒はなお必要」との認識も示していた。

 ポンドドルは買い戻しが続いた。ただ、一時1.3465ドル付近まで上昇する場面が見られたものの、基本的には1.34ドル台での上下動に変化はない。一方、ポンド円はドル円とともに売りが続いており198円台まで下落。21日線を下放れしており、200円から遠ざかる展開が続いている。

 ポンドに関しては、リーブス英財務相が11月26日に公表する秋季予算案に市場の関心が向かっているが、財政ルールを遵守するだけではポンドや英国債の持続的な安心には不十分だとの指摘がストラテジストから出ている。

 もちろん、財政ルール遵守は必要なことではあるが、持続的な安心感はもたらさず、必要なのは継続している財政の不透明感のサイクルを断ち切ることで、これが海外からのポンドや英国債への需要の支援するとしている。ただ、残念ながら断ち切る可能性は低いとも述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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