【これからの見通し】米ブラックフライデーで取引参加者減少、欧州で独仏指標目白押しも
【これからの見通し】米ブラックフライデーで取引参加者減少、欧州で独仏指標目白押しも
きょうは昨日の米感謝祭休場に続いて、ブラックフライデー(感謝祭の翌日)となる。米株式や債券市場は短縮取引となる。昨日から休暇を取っている取引参加者も多い模様で、取引流動性が細っている。それに加えて、本日は米CMEのデータセンターがトラブルを発生、多くのコモディティ商品の取引や、為替市場でのEBSプラットフォームなどの取引が停止している。一段と取引しにくい状況となっている。このため、システム復帰後もボラタイルな値動きを示す可能性が指摘されている。
このあとの欧州市場では、フランス実質GDP(確報値)(2025年 第3四半期)、フランス消費者物価指数(速報)(11月)、ドイツ雇用統計(11月)、ドイツ消費者物価指数(速報)(11月)などが発表される。その他にもフランスでは消費支出(10月)、生産者物価指数(10月)、ドイツでは輸入物価指数(10月)、小売売上高(10月)などが発表される予定だ。この時間対にはスイス実質GDP(2025年 第3四半期)、KOFスイス先行指数(11月)、スウェーデン実質GDP(確報値)(2025年 第3四半期)などの発表も予定されている。
北米時間にかけては、 南アフリカ貿易収支(10月)、ブラジルとメキシコのブラジルの雇用統計(10月)が発表される。そして、カナダ実質GDP(2025年 第3四半期と9月)に続く。月末でもあり、各国のGDP発表が相次ぐ予定。
発言イベント関連では、ナーゲル独連銀総裁の討論会出席が予定されている。明日から米FRBは金融政策に関する発言を自粛する部落アウト期間に入る。
取引のしにくさとともに、主要な米経済統計発表の予定もなく、全般に、手掛かり難の取引が続きそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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