FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年5月15日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年5月15日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼14日(木)の為替相場
(1):米中首脳会談開催
(2):増日銀審議委員「できる限り早い段階での利上げが望ましい」
(3):英GDP 予想通りの伸び
(4):英保健・社会福祉相が辞意を表明
(5):米小売売上高 予想通りの伸び
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:じりじりと上値を試す展開/ ▼注目の経済指標・イベント
14日(木)の為替相場

期間:14日(木)午前6時10分~15日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米中首脳会談開催
トランプ米大統領と習近平中国国家主席が北京で首脳会談に臨んだ。習氏は会談の冒頭で「安定した米中関係は世界にとって有益だ」と述べ、トランプ氏に協調を呼びかけた一方、台湾問題につては「適切に処理されなければ両国は衝突し、中米関係全体を非常に危険な状況に追い込む」とけん制した。トランプ氏は、「我々はすばらしい関係を築いてきた」と述べた上で、「米中関係はかつてないほど良好になるだろう」と強調。「困難な時期でも我々はうまくやってきた」などと良好な関係をアピールした。
(2):増日銀審議委員「できる限り早い段階での利上げが望ましい」
日銀の増審議委員は鹿児島で講演を行い「景気下振れの兆しがはっきりとした数字で表れないのであれば、できる限り早い段階での利上げが望ましい」などと述べた。「物価変動を考慮した実質金利がマイナスという状況は早く解消すべきだ」との見解も示した。
(3):英GDP 予想通りの伸び
英1-3月期国内総生産(GDP)・速報値は前期比+0.6%と予想通りの伸びとなった。英3月鉱工業生産は前月比-0.2%で予想に一致。同貿易収支は272.18億ポンドの赤字だった。
(4):英保健・社会福祉相が辞意を表明
英国のストリーティング保健・社会福祉相がSNSで辞意を表明。スターマー首相宛の書簡を公開し「あなたの指導力に対する信頼を失った」と言明した。ストリーティング氏は、与党・労働党の党首選立候補に向けた準備を進め、スターマー氏と争うとみられる。
(5):米小売売上高 予想通りの伸び
米4月小売売上高は前月比+0.5%、自動車を除く売上高は+0.7%といずれも予想通りだった。自動車、ガソリン、建材、食品サービスを除いたコア売上高は+0.5%と市場予想(+0.4%)を上回った。同時刻に発表された米新規失業保険申請件数は21.1万件と市場予想(20.5万件)より多かった。これにより4週平均の申請件数は20.4万件となり、前週時点の20.3万件からわずかに増加した。
14日(木)の株・債券・商品市場
日経平均: 62654.05 ▼618.06
豪ASX: 8640.714 △10.326
上海総合: 4177.917 ▼64.655
英FT: 10372.93 △47.58
独DAX: 24456.26 △319.45
NYダウ: 50063.46 △370.26
日10年債: 2.634 △0.044
豪10年債: 5.0177 ▼0.0441
英10年債: 4.994 ▼0.071
独10年債: 3.043 ▼0.057
米2年債: 4.0172 △0.0381
米10年債: 4.4816 △0.0128
NY原油: 101.17 △0.15
NY金: 4685.30 ▼21.40
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 157.500 ~ 158.900
ユーロ/円: 184.000 ~ 185.400
ポンド/円: 211.200 ~ 213.000
豪ドル/円: 113.800 ~ 114.700
ドル/円の見通し:じりじりと上値を試す展開
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。米中首脳会談で両国の関係改善への期待が高まる中ドル買いが優勢となり、158.42円前後まで上値を伸ばした。 ドル/円は政府・日銀が円買い介入をしたとされる4月30日以来の水準へ上昇してきており、円買い介入への警戒感がさらに高まっている。実際、158円台に乗せた直後に157.30円台へ急落する場面もあった。もっとも、米中関係改善期待に加え、イラン情勢を巡る先行き不透明感による原油価格の高止まり、さらに米インフレ加速を背景とした米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測など、ドル買い・円売りにつながりやすい材料は多い。このため、ドル/円は下落局面では押し目買いが入りやすく、政府・日銀の円買い介入に警戒を伴いながらも、じりじりと上値を試す展開が続きそうだ。
注目の経済指標・イベント
05/15 (金)
17:00 (ユーロ圏) ECB経済報告
21:30 (米) 5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:15 (米) 4月鉱工業生産
05/16 (土)
16:25 (日) 氷見野日銀副総裁講演
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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