FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年6月3日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年6月3日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼2日(火)の為替相場
(1):片山財務相 円安けん制
(2):ユーロ圏HICP 伸びが加速
(3):JOLTS求人件数 予想を上回る
(4):ヒズボラ高官「部分的停戦案を受けいれない」
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:神経質な動き/ ▼注目の経済指標・イベント
2日(火)の為替相場

期間:2日(火)午前6時10分~3日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):片山財務相 円安けん制
片山財務相は閣議後の会見で、再び1ドル160円に接近した為替相場について「必要に応じていつでも適切に対応する」と述べた。また、財務省が5月29日に公表した4-5月の為替介入の実績については「申し上げることはない」とした。
(2):ユーロ圏HICP 伸びが加速
ユーロ圏5月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+3.2%と予想通りに前月(+3.0%)から伸びが加速。食品やエネルギーなどを除いたコアHICPは前年比+2.5%と市場予想(+2.4%)を上回り、前月(+2.2%)から加速した。
(3):JOLTS求人件数 予想を上回る
米4月JOLTS求人件数は761.8万件と市場予想(686.6万件)を上回り、2024年5月以来の水準に増加した。解雇率が前月の1.2%から1.1%に低下するとともに採用率も3.5%から3.2%に低下した。
(4):ヒズボラ高官「部分的停戦案を受けいれない」
レバノンの親イラン組織ヒスボラの高官は声明で、「イスラエルとの部分的停戦案を受けいれない」と言及。これを受けてNY原油(WTI)先物が再び上昇した。トランプ米大統領は前日に、イスラエルとヒスボラが攻撃しないことで合意したと発表していた。
2日(火)の株・債券・商品市場
日経平均: 66734.24 ▼200.09
豪ASX: 8724.375 ▼5.036
上海総合: 4075.102 △17.362
英FT: 10373.51 △34.56
独DAX: 25124.17 △121.13
NYダウ: 51307.79 △228.91
日10年債: 2.579 ▼0.107
豪10年債: 4.8810 ▼0.0013
英10年債: 4.859 ▼0.039
独10年債: 2.975 ▼0.028
米2年債: 4.0431 △0.0103
米10年債: 4.4433 ▼0.0099
NY原油: 93.76 △1.60
NY金: 4519.90 △13.60
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 159.300 ~ 160.500
ユーロ/円: 185.400 ~ 186.600
ポンド/円: 214.500 ~ 216.100
豪ドル/円: 114.400 ~ 115.200
ドル/円の見通し:神経質な動き
昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。「レバノンの親イラン組織ヒズボラがイスラエルとの部分的な停戦を拒否」と報じられたことで原油価格が上昇。米4月JOLTS求人件数の強い結果を受けてドルが買われ、原油高を背景に円が売られたことで、一時159.98円前後まで上昇した。 イラン情勢を巡っては、「米国との協議を停止した」とするイラン側の報道に対して、トランプ米大統領は「両国の対話は今日を含めて継続的に行われている」と主張している。引き続きイラン情勢を巡る先行き不透明感がドル/円の下値を支える要因となる公算だ。また、本日は米5月ADP全国雇用者数が発表される。昨日発表された米4月JOLTS求人件数の結果を受けて、米労働市場減速への警戒感が後退していることから、ADPの結果次第では米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げへの期待がさらに高まる可能性もあろう。ドル/円は心理的節目となる160円に肉薄している。160円台に乗せると日本政府・日銀による円買い介入への警戒感がいっそう高まるため、神経質な動きとなりそうだ。
注目の経済指標・イベント
06/03 (水)
10:30 〇 (豪) 1-3月期GDP
10:45 (中) 5月RatingDogサービス業PMI
12:00 (米) グールズビー・シカゴ連銀総裁講演
17:30 ◎ (日) 植田日銀総裁講演
18:50 (ユーロ圏) エルダーソンECB専務理事講演
21:15 ◎ (米) 5月ADP全国雇用者数
22:00 (米) バーFRB理事講演
22:30 (米) チポローネECB専務理事講演
23:00 ◎ (米) 5月ISM非製造業景況指数
23:30 (米) EIA週間原油在庫統計
27:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
29:00 (米) ローガン・ダラス連銀総裁講演
- (日) 片山財務相講演
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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