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根強い円安がドル円をサポート 162円台には届かなかったものの40年ぶりの高値水準=NY為替概況

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根強い円安がドル円をサポート 162円台には届かなかったものの40年ぶりの高値水準=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドルの戻り売りが優勢だったものの、根強い円安がドル円をサポートしている。ユーロ円やポンド円といったクロス円は上昇。162円台には届かなかったものの40年ぶりの水準に上昇。

 日本政府の「骨太の方針」の原案が伝わっていたが、日銀に対し、政府の成長戦略と整合的な金融政策運営を求めていることが円を圧迫しているとの指摘も出ていた。高市政権は日銀に対して、低金利政策を維持し、現在の緩和政策から極めて緩やかに正常化へ移行することを望んでいると指摘。

 一方、FRBの方も、先週のPCE価格指数を受けて一旦後退しているとは言え、年内の利上げ期待は根強い。短期金融市場では10月までに1回、経済指標次第で年末までにもう1回の利上げを見込んでいる状況。いまのところ、少なくとも日米の金利差が縮小する気配はない。

 今週はECBのフォーラムにウォーシュ議長も参加するが、そこで何らかの示唆があるか注目されるほか、7月2日木曜日には米雇用統計が予定されており、強めの数字が予想されている。なお、今週は金曜日が独立記念日の振替休日になることから木曜日に発表される。

 ユーロドルは1.14ドル台に買戻される展開。先週のラガルド総裁の発言以降、ECBの追加利上げへの期待が後退している。ただ、本日からポルトガルのシントラでECBフォーラムが開催されているが、そこでタカ派な雰囲気が再度高まるようであれば、ユーロをある程度下支えする可能性があるとアナリストは指摘している。

 「相次いで出ているECB当局者の発言の多くから浮かび上がる姿勢は、市場を引き続きタカ派寄りに傾けることで、インフレ期待を抑制しようとするものになるだろう」と述べた。

 同アナリストは9月に追加利上げが実施されると予想している。ドルが再び上昇すればユーロには下押し圧力がかかるものの、ECBが利上げを示唆すれば、その下落は限定されるだろうと指摘した。ユーロドルは1.13ドルを上回って推移し、7月には1.15ドル方向へ緩やかに回復すると予想している。

 ポンドドルは1.3260ドル近辺まで上昇。なお下落トレンドにはあるものの、1.31ドル台に入ると押し目買いやショートカバーが入るようだ。アナリストからは、テク二カル的にはリバウンド相場への期待感も出てきているとの指摘も出ている。先々週の6月17日の急落で日足ベースのローソク足は包み足を示現し、その後に1.3140ドル付近まで下落し、年初来安値を更新。ただ、ここ数日は反発の動きを見せている。

 平均回帰的、すなわち下げ過ぎに伴う自律反発的な買い戻しともみられるが、週足のローソク足では強気の十字線(明けの明星)が示現しており、現在の反発が継続する可能性がある。特に、スロー・ストキャスティクスが反転シグナルを示せば、中期的な大きな転換点となる可能性があるという。

 スターマー首相の後任の最有力候補であるバーナム氏の演説もポンドをサポート。同氏が英全体の成長を押し上げると表明する一方、財政規律を守る姿勢を改めて示したことが材料視されている。バーナム氏は成長改善と生活水準向上に向けた自身の計画は健全な財政によって裏付けられる」と述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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