ドル円は米中対立への警戒感などから上値重く推移=東京為替概況
ドル円は米中対立への警戒感などから上値重く推移=東京為替概況
ドル円は上値重く推移した。米中対立への警戒感が重石となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が前日の講演で量的引き締めの停止を示唆したこと、さらに国内政局の不透明感から高市トレードの巻き戻しの動きとなったことも圧迫要因となった。
ドル円は正午ころに151円近辺までドル安円高が進んだ後、151円20銭前後まで戻りを見せたものの、再び下落して151円を割り込み、150円90銭付近まで下落した。
クロス円もおおむね同様の展開となり、ユーロ円は昼ころに175円台半ばまでユーロ安円高が進んだ後、175円80銭台まで戻りを見せた。その後は再び下げに転じて、175円40銭台まで下落した。ポンド円は昼ころに201円60銭付近まで下落した。その後は202円近くまで戻りを見せた後、201円70銭近辺まで軟化した。
対円でのドルの弱さからユーロドルは堅調な推移となり、1.16ドル近辺から1.1630台まで上昇した。ポンドドルは朝方の1.3310台から1.3370台まで上昇した。
MINKABUPRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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