ドル買い優勢、ドル円は151円を視野に=ロンドン為替概況
ドル買い優勢、ドル円は151円を視野に=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ドル買いが継続している。ドル円は150円台後半へと上昇しており、節目となる151円を視野に入れる動き。ユーロドルは1.17台割れから1.16台後半へ、ポンドドルは1.34台後半から前半へと水準を下げている。ドル指数は前日の高値を目指す動きになっている。今週は高市トレードによるドル円相場急騰で始まった。それに加えて、組閣してから1日もたたずに仏新首相が辞任したことでユーロドルが下落した。きょうは特段の材料はみられていないが、前日からのドル高の流れが続いている。一部にはトランプ大統領がつなぎ予算成立に道を開きそうだとの期待感もあるもよう。ドル円にとってはキャリー取引の復活との見方も出てきている。このあと発表予定だった米貿易収支は、米政府機関閉鎖の影響で発表が延期される。
ドル円は150円台後半での取引。東京早朝の150.24付近を安値に堅調な動きをみせている。東京市場では上に往って来いとなったが、ロンドン市場では買いの流れが継続している。足元では高値を150.83付近まで伸ばしている。欧州株や米株先物は時間外取引は売買が交錯しており、目立った方向性は示していない。
ユーロドルは1.16台後半での取引。全般的にドル買いが優勢となるなかで、東京朝方の1.1716付近を高値に、ロンドン時間には1.1661付近まで下押しされている。ユーロ円は東京午前の176.35付近を高値に、その後は上値重く推移している。ロンドン序盤には安値を175.79付近に広げた。対ポンドではユーロ買い先行も続かず、方向感なく振幅している。
ポンドドルは1.34台前半での取引。東京朝方の1.3487付近を高値に上値重く推移している。特にロンドン時間に入ってからは売りが広がっており、一時1.3421付近に安値を更新している。ポンド円は東京午前に203.06付近まで買われたが、買いは続かず。ロンドン時間には202.28付近まで下押しされた。ユーロポンドは前日終値を挟んで振幅。0.8677から0.8696までのレンジ取引となっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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