ドル円は朝に高値を更新も150円超えに慎重=東京為替概況
ドル円は朝に高値を更新も150円超えに慎重=東京為替概況
昨日の米第2四半期GDP確報値が個人消費の伸びなどを理由に改定値から大幅に上方修正されたことで、米利下げ期待がやや後退。年内2回の利下げ期待が70%台から50%台まで落ち込むなどの動きが見られる中でドル高が優勢となった。NY市場で149円93銭を付けた後、150円を付けきれないものの、押し目は149円70銭台までとドル高基調継続でスタートしたドル円は朝に149円96銭と米国市場の高値を更新する動きも、150円手前の売りが上値を抑えた。その後いったん149円64銭を付けるなど調整の動き。午後に入って149円62銭までともう一段の押し目となった。もっともドル高の流れ継続が意識されており、その後少しドル買いが入った。
ユーロドルは昨日のドル高で1.1646を付けたが、1.1650割れでは買いが出る展開。今日は1.16台後半推移が朝から続いた。朝の1.1658から少し戻すも、戻りは1.1684までにとどまっている。ポンドドルも朝の1.3330から少し戻すも1.3350台までとドル高の調整は限定的。
ユーロ円は174円台後半推移。昨日はドル円の上昇に一時174円90銭台を付けたが、ドル主導の展開の中、175円を試す勢いが見られる。少し落としたもみ合いから、東京午後に174円90銭台を付けている。
ポンド円は対ドルでのポンド売りに海外市場で200円30銭台から199円60銭台を付けた。その後東京朝も含め200円を超える場面も続かず。その後東京午前に199円70銭を付けたが、円安もあって午後に200円台を回復。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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