ユーロドル、21日線付近に下落 独Ifo調査が弱い内容=NY為替
きょうの為替市場はドル高が優勢となる中、ユーロドルは1.17ドル台に下落している。本日の21日線が1.1730ドル付近に来ているが、その水準に顔合わせする格好。しかし、上向きのトレンドはまだ維持されている。
この日は9月調査分のドイツIfo景況感指数が発表になっていたが、予想外に悪化していた。期待指数も現況指数も低下し、ドイツ経済の回復の芽が弱いことを浮き彫りにしている。Ifoは「現在の事業環境に対する企業の満足度は後退し、先行きへの期待も明らかに曇った」と指摘。景気回復見通しにつまずきが生じたとの見解を示した。
ただ、今週発表になっていたドイツのPMIは好調ぶりを示していた。一部のエコノミストからは、PMIの数字は回復の強さを誇張している可能性があるとの警告も出ているが、ECBの追加利下げ期待が復活するような動きには至っていない。
EUR/USD 1.1745 EUR/JPY 174.66 EUR/GBP 0.8729
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。