ユーロ、ECBの利下げ加速観測で弱含みで推移の可能性=NY為替
きょうもユーロドルは下値模索が続き、1.09ドル台前半まで下げ幅を広げている。本日の米消費者物価指数(CPI)と米新規失業保険申請件数の発表でドル売りが見られたことから、ユーロドルも買い戻しの動きが見られていたが、上値では戻り待ちの売り圧力が根強いようだ。
本日の下げで1.0935ドル付近に来ている100日線を下回る動きが見られており、来週のECB理事会に向けて1.08ドル台後半に来ている200日線を試す動きも想定される。
一部からは、ECBの利下げ加速観測で、ユーロはこの先も弱含みで推移するとの見方が出ている。このところのECB理事の発言は利下げの加速を示唆する傾向を強めており、ユーロは引き続き下押し圧力のもとにあるという。短期金融市場では来週のECB理事会での0.25%ポイントの利下げ確率を90%以上で見ている。
EUR/USD 1.0926 EUR/JPY 162.24 EUR/GBP 0.8375
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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