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【本日の見通し】ドル円はドル高継続を期待も、動きは慎重か

為替 

【本日の見通し】ドル円はドル高継続を期待も、動きは慎重か
  
 昨日は東京午前に株安をきっかけとした世界的なリスク警戒の動きに売りが強まり、ドル円は一時152円90銭台を付けた。その後反発し、東京市場で下げ分をほぼ解消すると、海外市場でさらに反発し、154円36銭まで上昇。米ADP、ISM非製造業の好結果が支え。特にISM非製造業の強さは米利下げ期待を後退させるものとなり、ドル買いの流れにつながった。
  
 いったん152円台まで調整が入った後の上昇だけに、過熱感が後退しており、さらなる上昇を期待できる展開。もっとも154円台半ばから155円にかけては売り注文が入っているとみられ、動き自体は慎重なものとなりそう。153円台後半の堅調さを確認しながらの推移が見込まれる。
  
 クロス円も昨日東京午前の下げから反発し、上を意識する展開。昨日175円70銭台を付けたユーロ円は、177円台に乗せてきている。176円50銭前後がしっかりすると、上を試す可能性がありそう。ポンド円は昨日199円00銭台までポンド売りが出た。英財政赤字懸念もあり売りが出やすい地合い。その後の円売りに201円台まで回復も、今日の英中銀金融政策会合次第では上下ともにリスクがあり、発表までは動きにくい。英中銀金融政策会合は大方が据え置きの予想も、米、英大手金融機関が利下げの予想を出すなど、利下げ期待がある程度残っており、波乱含みとなっている。
  
 ユーロドルは1.14台後半推移。下げは1.1469までと限定的なものに留まり、戻りも1.1500を付けずと、上下ともに動きが限定的。この後もレンジ取引中心の動きか。ポンドドルは対円同様に英中銀金融政策会合にらみ。少数派予想となっている利下げの実施や、据え置きでも投票結果が前回の7対2から、利下げに寄った場合はポンド売りがありそう。
  
MINKABUPRESS 山岡
 

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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