【新興国通貨】ドルペソは方向感探る、今日の利下げはほぼ織り込み済み=メキシコペソ
【新興国通貨】ドルペソは方向感探る、今日の利下げはほぼ織り込み済み=メキシコペソ
メキシコ銀行(中央銀行)は本日の金融政策会合で0.25%の利下げを決定する見込み。実施されると11会合連続となる。10会合連続利下げとなった9月の理事会で、「政策金利の更なる調整を評価する」と、利下げサイクルの継続を示しており、利下げはほぼ完全に織り込まれている、金融機関の専門家予想も0.25%利下げで一致している。メキシコの物価は、2022年の8%台から、3.77%まで低下した後、今年5月、6月と再び4%を超える動きとなっていたが、その後3カ月連続で3%台に抑えられており、利下げに向かいやすい状況となっている。
注目は声明で前回同様に利下げを示唆してくるか。メキシコの政策金利については現行の7.5%程度がもともとの収束水準ではないかと、昨年時点では言われていた。今回の利下げでその水準を下回る中、これまで同様の利下げ継続を示してくるかがポイントとなる。
ドルペソはドル高もあって先週の18.40ばさみから昨日18.77まで上昇も、その後18.60前後まで調整が入っている。利下げ継続からのペソ売りで直近高値を超えるかがポイントとなる。
対円では一昨日から昨日にかけての円高局面で8.35近くから8.15台まで売りが出た。その後8.30近くまで上昇。
MXNJPY 8.274 USDMXN 18.605
執筆者 : MINKABU PRESS
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