ISM非製造業景気指数、8カ月ぶりの高水準 仕入れ価格は3年ぶりの高水準
*ISM非製造業景気指数(10月)0:00
結果 52.4
予想 50.8 前回 50.0
新規受注 56.2(50.4)
雇用 48.2(47.2)
入荷遅延 50.8(52.6)
仕入価格 70.0(69.4)
輸出 47.8(46.5)
輸入 43.7(49.2)
()は前回
この日発表の10月のISM非製造業景気指数は52.4と予想を上回り、8カ月ぶり高水準となった。新規受注が急回復しており、全体を押し上げた。新規受注は1年ぶり高水準。また、雇用も5カ月ぶりの高水準となり、安定化の兆しを示している。
週初の製造業の指数では仕入れ価格が大幅に低下し、関税の影響が峠を越したのではとの観測も出ていたが、サービス業の方は3年ぶりの高い水準となっており、インフレ圧力の強まりを示唆。サービス業が関税引き上げの影響をより強く受けていることを示した。
ISMのミラー委員長は「関税が仕入れ価格に与える影響について引き続き報告が寄せられた」と説明。「大規模な人員削減の広がりを示す兆候はなかったが、連邦政府の閉鎖が事業活動に影響を及ぼし、将来的な人員削減への懸念を生んでいるとの指摘が複数あった」と述べた。
業種別では11業種が拡大。宿泊・飲食サービス、小売業、卸売業がけん引。一方、6業種が縮小した。
雇用が安定化しつつある兆候も見られた。雇用指数は5カ月ぶりの高水準となる48.2に上昇。依然として縮小圏には留まっているものの、縮小ペースは鈍化している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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