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【これからの見通し】経済指標発表少ないが、英議会とトランプ米大統領の動向に注目

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【これからの見通し】経済指標発表少ないが、英議会とトランプ米大統領の動向に注目

 きょうは比較的、経済指標の発表予定は少ない。一方で、金融当局者の発言機会が多いほか、英議会の再開やトランプ米大統領の日程が詰まった一日となる。突発的なニュース報道などで相場が振れやすいため、注意が必要となろう。

 経済指標発表は、米国でMBA住宅ローン申請指数(20日までの週)、新築住宅販売件数(8月)、週間石油在庫統計などが予定されている。欧州・ロンドン時間は仏消費者信頼感指数(9月)、英CBI小売調査指数(9月)が発表される程度で、それほど目立った指標はない。米債券市場では、2年変動利付債入札(180億ドル)と5年債入札(410億ドル)が実施される。

 金融当局者の講演予定は多い。ECB関連では、クーレECB理事、ラウテンシュレーガーECB理事など。英中銀では、カーニー総裁の講演。FRB関連では、エバンス・シカゴ連銀総裁、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁、ブレイナードFRB理事などの講演や議会での証言が予定されている。ECBではQE再開について意見が分かれているが、最近のユーロ相場はこの話題にはそれほど反応を示さなくなってきている。米金融当局者からは今後の追加緩和の必要性が示されるのかどうか、あるいは予防的措置はいったん打ち止めとなるのかが興味深いポイントとなろう。カーニー英中銀総裁は、気候変動関連のイベントでの講演とあって、金融政策についての具体的な言及は避けられる可能性がある。

 市場の関心は英米などの政治動向に集まりそうだ。英国ではきょうから議会が再開する。昨日の英最高裁の判断が背景。ジョンソン英首相の議会閉鎖は違法だとの判断が下されている。政権発足以来、負け続けのジョンソン首相だが、悪あがきを止めて、真剣にEUとの離脱合意交渉を進めたほうがよさそうだ。ただ、それについてもきちんとした文書での代替案は示されておらず、政治的なポーズに過ぎないとの思惑もはたらく。いずれにせよ、ポンド相場は合意なき離脱が回避される方向となれば(先延ばしも含めて)買いで反応しそうだ。

 トランプ米大統領にとっては忙しい一日となる。NY時間午後には、安倍首相との日米首脳会談に続いて、ウクライナ大統領とも会談する予定。続いて、日本時間26日午前5時から記者会見を行う予定になっている。米中通商協議関連に加えて、大統領弾劾の動き、ウクライナ大統領との電話会談など好悪材料が交錯している。きょうは関連発言があるのかどうかは不透明だが、トランプ・ツイートには常に注意しておきたい。

MINKABU PRESS 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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