中東情勢悪化で円買い・ドル買い アルゴにトレーダー追いつかず乗り遅れる 原油急騰
中東情勢悪化で円買い・ドル買い アルゴにトレーダー追いつかず乗り遅れる 原油急騰
イスラエルがイランの核施設・軍事施設を標的に攻撃した、予想していたよりも早かった。ネタニヤフ首相はイランの核濃縮プログラムの心臓部を攻撃したと発表。
中東情勢悪化を受けリスク回避の動きが強まり、円とスイスフラン、金、債券が上昇。NY原油価格は急騰、一時1バレル=74ドル台に乗せた。ダウ先物は一時600ドル超下げた。
興味深いのがドルが上昇していることだ。トランプのせいで、このところリスク回避の動きが広がるとドルは下落していたが、安全資産としての地位が復活している。ユーロドルやポンドドルは下落。米国債も買われており、時間外で米債利回りは低下している。
報道によると「イスラエルがイラン攻撃」報道にアルゴが円とスイスフラン買いで反応。通貨の動きが早くトレーダーは飛びつくことができなかったという。報道受け初動は円買いだったが、徐々にドル買いが強まっている。ドル円は一時142.80円まで急落後143円台を回復している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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