ドル円1円の下げ、前日の急上昇の反動売り トランプ関税「一時休戦」に過ぎず 米中は長期化
ドル円1円の下げ、前日の急上昇の反動売り トランプ関税「一時休戦」に過ぎず 米中は長期化
クロス円は急落、ドル円は147.80円台から146.60円台に急落。時間外でダウは上げを縮小、ナスダックは0.6%下落している。NY原油も上げを帳消しに。
トランプが相互関税(中国除く)を90日間一時停止したことを受け、リスク回避がやや緩和している。ただ、あくまで「一時休戦」の状態に過ぎず、90日後どうなっているかは不明だ。景気後退に陥ることは回避できたとしても景気減速につながる可能性がある。また、トランプのことだ、関税を引き上げる可能性もある。
中国習近平国家主席がトランプに屈することはないだろう。さらなる報復や株価安定・景気支援策を用意している。中国はきょう日本時間13時1分に84%の対米報復関税を発動する。中国はEUとの貿易強化をさらに進め、米国への依存度をさらに低減させる。

執筆者 : MINKABU PRESS
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