ドル買い優勢、中東紛争の長期化を警戒 ドル円159円台半ば=ロンドン為替概況
ドル買い優勢、中東紛争の長期化を警戒 ドル円159円台半ば=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、有事のドル買いが優勢となっている。トランプ米大統領とイランのモジタバ新最高指導者がともに強硬姿勢を示し、中東有事の長期化懸念が意識されている。ドル円は「有事のドル買い」と「リスク回避や介入警戒の円買い」との綱引きで方向感を欠き、前日NY終値159.35付近での揉み合いが続いている。ただ、水準自体は直近でレートチェック観測が広がった局面と同様の円安・ドル高圏で推移している。一方、クロス円は下落している。欧州株や米株先物が軟調で、リスク回避の円買いが入りやすい地合いとなっている。対ドルでの欧州通貨安も重石となり、ユーロ円は182.30付近、ポンド円は211.26付近まで本日の安値を更新した。欧州通貨は対ドルでの下げが鮮明だ。特にポンドは、日本時間午後4時に発表された1月の英月次GDPが前月比横ばい(0.0%)と市場予想(+0.2%)を下回り、景気の停滞を示したことが売りを誘った。ポンドドルは1.33の大台を割り込み、1.3256付近まで下落。ユーロドルもドル買い圧力に押され、1.1433付近まで安値を更新している。このあと日本時間午後9時30分には米PCE価格指数、米GDP改定値、米耐久財受注など一連の米経済指標が控える。足元ではドル高にいったん調整が入りつつある。
ドル円は159円台半ばでの取引。東京午前に159.01付近まで下押しされたあとは、再び買われている。東京午後にはトランプ米大統領がSNSでイランに対して強硬な姿勢を示し、ドル買いを誘った。一時159.69付近と2024年7月以来の高値を付けている。ロンドン時間に入ると買いは一服しているが、159.20台から159.50台までの揉み合いと、高値圏を維持している。
ユーロドルは1.14台半ばでの取引。有事のドル買いに押されている。東京午前の1.1530付近を高値に、その後は軟調に推移。ロンドン時間に入ると売りが加速、1.15台割れから安値を1.1433付近まで広げている。ユーロ円も軟調。東京午後の183.65付近を高値に、ロンドン序盤にかけて売りが広がり、安値に182.30付近に更新した。その後は182円台後半へと小反発。対ポンドではユーロ買いが優勢。
ポンドドルは1.32台後半での取引。東京午後の1.3370付近を高値に、その後は売りに押されている。ロンドン序盤には1.3252付近まで下値を広げた。有事のドル買いに加えて、日本時間午後4時に発表された1月英月次GDPが予想に反して前月比横ばいにとどまったことがポンド売りを誘う面があった。足元でも上値重く推移している。ポンド円は東京午後の212.88付近を高値に、その後は売りに押されている。ロンドン序盤には安値を211.26付近に更新。その後も目立った戻りはみられていない。ユーロポンドは0.8620から0.8644までのレンジで上昇。ポンド売りが優勢。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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