ドルが売り戻される、原油上昇局面のドル買いは一時的 ドル円159円付近=ロンドン為替概況
ドルが売り戻される、原油上昇局面のドル買いは一時的 ドル円159円付近=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ドルが売り戻されている。東京市場でのドル買いの動きが一服したロンドン早朝に、NY原油先物が95ドル台から98ドル台まで急伸する場面があった。ドルが再び買われ、ドル円は159円台半ばへ、ユーロドルは1.14台後半へとドル高の反応をみせた。しかし、原油高が一服すると、ロンドン時間はドルの売り戻しが優勢になっている。ドル円は159円割れへ反落、ユーロドルは1.15台前半へと高値を伸ばした。足元ではいずれも前日NY終値付近に落ち着いている。クロス円も振幅をみせたが、前日終値付近へと戻している。ユーロ円は183円、ポンド円は212円を挟んで売買が交錯している。「イラン最高安保委のラリジャニ氏は死亡とイスラエル国防相」などのニュースが流れたが、市場は特段の反応を示さず。欧州株は堅調、米株先物は時間外取引で小反落、米10年債利回りは4.22-4.24%台での推移。3月独ZEW景況感指数は-0.5と予想+39.2や前回58.3から大幅に落ち込んだがユーロ相場は反応薄だった。中東情勢でゲームチェンジャーとなるような動きや、明日以降の一連の主要国金融政策発表を控え、様子見ムードが広がる時間帯となっている。
ドル円は159円付近での取引。東京朝方の159.02付近を安値に東京市場では159.40付近へと買われた。ロンドン早朝には原油相場が急騰したことで、有事のドル買い反応が広がり高値を159.49付近に伸ばした。しかし、原油高は続かずドル円も反落。ロンドン時間に入ると売り戻されて一時158.97付近まで下落。おおむね159.07レベルの前日NY終値付近で推移している。
ユーロドルは1.15台前半での取引。東京市場では上値重く推移し、ロンドン早朝には原油高とともに安値を1.1466付近に広げた。しかし、ロンドン時間に入ると買戻しの流れに転じており、高値を1.1525付近に更新。東京市場からの値動きは「下に往って来い」となっている。ユーロ円は182.82から183.33までのレンジで売買が交錯し、前日NY終値183.03付近に落ち着いた。対ポンドでは小幅の揉み合いもややユーロ売りに押されている。3月独ZEW景況感指数が大幅に落ち込んだ割には、ユーロ相場の反応は鈍かった。
ポンドドルは1.33台前半での取引。東京早朝の1.3320付近からロンドン朝方には1.3274付近まで一時下落した。原油高の動きに鋭く反応した。しかし、原油の上昇一服とともに流れが反転、ポンドドルはロンドン中盤に1.3340付近まで買い戻されている。ポンド円は211.64から212.27までのレンジで売買が交錯。足元では212円付近で落ち着いている。ユーロポンドは0.8633から0.8642までのレンジにとどまっている。ややポンド買いに傾く程度の値動き。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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