【海外市場の注目ポイント】米シカゴ地区連銀総裁の発言など
日本時間午後9時にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁が講演する。グールズビー総裁は今週初め、「意外だったのは、少なくともここ3カ月間のインフレ指標では、さほどインフレが見られなかったことだ」と指摘し、このように関税引き上げがインフレにつながらなければ、米連邦準備理事会(FRB)は利下げを再開する可能性があるとの見解を示していた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の7月の次回会合までに、インフレに関する追加データが1カ月分得られることになっており、グールズビー総裁がその結果次第では7月の利下げ再開もあり得ることを示唆するようであれば、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後5時45分にロンバルデリ英中銀(BOE)副総裁の挨拶、同午後11時にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の米上院銀行・住宅・都市問題委員会での議会証言、5月の米新築住宅販売件数の発表が予定されている。5月の米新築住宅販売件数は、大方の予想が年換算69万3000戸となっており、前月の同74万3000戸を下回り、3カ月ぶりに減少するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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