根強いドル高の中で、円相場は介入警戒感などで振幅 ドル円一時159円台前半=ロンドン為替概況
根強いドル高の中で、円相場は介入警戒感などで振幅 ドル円一時159円台前半=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、根強いドル高の中で、ドル円が神経質に振幅した。東京市場からロンドン朝方にかけては、160.00まで買われるも大台乗せには至らない展開だった。上値の重さが意識されるなかでロンドン朝方に高市首相が投機的な円安の動きに対応すると明言し、市場の介入警戒感が鮮明となった。加えて、植田日銀総裁の講演での「物価上振れリスク高まれば、利上げの是非議論」などの内容も利上げに前向きと捉えられた面があり、ドル円は159.37付近まで下押しされた。しかし、すぐに買戻しが入り159円台後半で取引されている。円キャリー取引需要やNYカットオプションの存在などが一方的な円高の動きを抑制したようだ。ドル相場全般ではドル買いが優勢。中東情勢になかなか打開の糸口が見いだせないなかで、きょうはNY原油先物が97ドル付近まで上昇、米10年債利回りも4.485%付近へ上昇している。有事のドル買い圧力に押されて、ユーロドルは1.16付近へ、ポンドドルは1.34台前半へと下押しされた。ユーロ円はロンドン序盤に185円台前半、ポンド円は214円台前半まで下押しされる場面があった。足元では値動きは落ち着いてきている。NY午前の米ADP雇用統計やISM非製造業景況指数などの結果を見極めたいとのムードがあるようだ。
ドル円は159円台後半での取引。東京午前とロンドン朝方に160.00付近まで買われるも、大台乗せには至らず。上値の重さが意識されたところに、高市首相が投機的な円売りには対応すると明言、159円台半ばへと円買い反応が広がった。その後の植田日銀総裁の講演では「物価上振れリスク高まれば、利上げの是非議論」としており、早期利上げ観測を受けて159.37付近まで安値を広げた。しかし、その後はすぐに買戻しが入り159.80付近での取引に落ち着いた。円キャリー取引、NYカット・オプションの存在、全般的なドル買い圧力などが買い戻しにつながったようだ。
ユーロドルは1.16台前半での取引。有事のドル買い圧力を受けて軟調に推移している。東京早朝の1.1633付近を高値にロンドン序盤には1.1605付近まで下落した。ユーロ円は東京早朝の186.04付近を高値に、その後は小安く推移した。ロンドン朝方の円高局面で一気に185.12付近まで下落も、すぐに185円台後半へと買い戻されている。ただ、水準的には引き続き前日比円高・ユーロ安となっている。対ポンドでは目立った方向性を示していない。一連の欧州非製造業PMIには反応薄だった。
ポンドドルは1.34台半ばでの取引。東京午前につけた1.3472付近を高値に、その後は上値を抑えられている。ロンドン朝方には1.3437付近まで下押しされた。足元では1.34台半ばを中心に揉み合っている。ポンド円は東京早朝の215.42付近を高値にじり安となったあと、ロンドン朝方の円高局面で一気に214.44付近まで下落した。しかし、その後はすぐに買戻しが入っている。ただ、215円付近で上値は抑えられている。ユーロポンドは0.8632から0.8643までの狭いレンジ取引に終始している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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