カナダ中銀議事録、一部の委員が大幅利下げに警戒示す=NY為替
きょうの為替市場は米大統領選の結果判明を前にドル売りが強まっており、カナダドルも対ドルで買われている。ドルカナダは1.38加ドル台半ばまで下落しており、本日1.3825加ドル付近に来ている21日線をターゲットに入れる動きが出ている。
カナダのインフレが目標レンジに収まり、カナダ中銀も積極的に利下げを実施ていることから、10月以降、カナダドルは一本調子の下げを見せていた。以前ほど正の相関は薄れているが、原油相場が下落していることもカナダドルを圧迫していたのかもしれない。
そのカナダ中銀だが、本日10月の政策委員会の議事録を公表しており、一部の政策委員から大幅利下げに警戒が示されていたことが明らかとなった。10月にカナダ中銀は0.50%ポイントの大幅利下げを実施していた。
*カナダ中銀議事録
・一部の委員が大幅利下げで期待値が変わることを懸念。
・大幅利下げに強いコンセンサス。
・CPIの上昇リスクは緩和。
・一部の委員は大幅利下げがトラブルの兆候と読まれることを懸念
・中立金利に不透明感がある。
・人口減速が目先の消費の伸びを抑制する。
USD/CAD 1.3840 CAD/JPY 109.47
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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