【これからの見通し】米FOMC待ち、中東めぐる有事のドル買いは一服
【これからの見通し】米FOMC待ち、中東めぐる有事のドル買いは一服
3月相場は、米国・イスラエルによるイラン攻撃とその後の報復の応酬を受けて「有事のドル買い」が優勢となっている。ただ、今週に入ってからは神経質さは残るものの一段の原油高は一服している。それを横目にドル買いの勢いも一服している。
そのなかで今週は多くの主要中銀の金融政策発表が組まれている。昨日は豪中銀が政策金利を予想通り引き上げた。そして、本日のNY時間には、カナダ中銀に続いて注目の米FOMC政策金利発表が控えている。カナダ中銀は2.25%、米FOMCは3.50-3.75%での据え置きが市場コンセンサスとなっている。
有事による原油などの輸送不安が広がっており、原油相場の水準が上方にシフト。世界的にインフレ圧力が広がっている。ただ、中央銀行としては拙速な利上げは避けたいところだ。有事特有の不確実性が金利変更の一手を抑制している状況だ。現時点ではまさしく、状況を見極める局面にあるようだ。パウエルFRB議長やマックレム加中銀総裁の会見で、インフレ警戒の度合いを確認しておきたい。
足元の為替相場は昨日の流れを受けて、ややドル売りが優勢。ドル円は159円台が重くなっている。ユーロドルは1.15台、ポンドドルは1.33台で底堅く推移している。次の材料待ちのムードだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の米加中銀発表のほかに米国ではMBA住宅ローン申請指数(03/07 - 03/13)、生産者物価指数(PPI)(2月)、耐久財受注(確報値)(1月)、製造業新規受注(1月)、対米証券投資(1月)などが発表される。カナダでは国際証券取扱高(1月)、ブラジルではブラジル中銀政策金利(3月)が発表される。原油関連では、米週間石油在庫統計が発表される。
欧州時間には南ア消費者物価指数(2月)、南ア小売売上高(1月)、香港雇用統計(2月)、ユーロ圏消費者物価指数(HICP・確報値)(2月)などが発表される。この時間帯は、米FOMC待ちの姿勢が広がるものと想定され、指標に対する反応は限定的となりそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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