【海外市場の注目ポイント】米FOMCなど
日本時間8月1日午前3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や声明が発表され、同8月1日午前3時半にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が行われる。市場では政策金利は現行の5.25%~5.50%に据え置かれることが確実視されており、声明やパウエル米FRB議長の会見が焦点になっている。米消費者物価指数や米個人消費支出(PCE)価格指数の4月以降のデータでインフレ鈍化の再開が示されている。こうしたことを受け、パウエル議長がFOMCの声明で利下げの条件として挙げられている「インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信がさらに強まる」という状況に近づいているとの見解を示すようであれば、米FRBの早期利下げ観測が強まり、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間7月31日午後9時15分には7月の米ADP雇用統計、同7月31日午後10時45分には7月の米シカゴ購買部協会景気指数の発表も予定されている。7月の米ADP雇用統計は、民間雇用者数の大方の予想が15万人増となっており、民間雇用者数の伸びが前月の15万人増から変わらないとみられ、7月の米シカゴ購買部協会景気指数は、大方の予想が45.0となっており、前月の47.4を下回り、2カ月ぶりに低下すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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