FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年4月22日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年4月22日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼21日(火)の為替相場
(1):英失業率悪化
(2):日銀「利上げ見送り」報道
(3):独ZEW大幅に悪化
(4):米小売売上高 大幅な伸び
(5):ウォーシュ次期FRB議長「断じてあり得ない」
(6):米大統領「停戦延長」を表明
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:引き続き底堅い値動きとなりそう/ ▼注目の経済指標・イベント
21日(火)の為替相場

期間:21日(火)午前6時10分~22日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英失業率悪化
英3月失業率は2月から僅かに悪化して4.4%、同失業保険申請件数は2.68万件だった(2月1.71万件)。12-2月の国際労働機関(ILO)基準失業率は4.9%に低下(予想5.2%、11-1月5.2%)、同期間の週平均賃金(除賞与)は前年比+3.6%だった(予想+3.5%、11-1月+3.8%)。
(2):日銀「利上げ見送り」報道
日本経済新聞は「日銀が27-28日に開く金融政策決定会合で、政策金利を0.75%で据え置く公算が大きくなった。中東情勢の混迷が続くなかで日本の経済・物価情勢に与える影響をまだ見極めきれず、追加利上げの是非の判断は次回の6月会合に持ち越す」と報じた。前日に続き大手メディアが日銀の利上げ見送りを「ほぼ断定的」に報じたことで円が下落した。
(3):独ZEW大幅に悪化
独4月ZEW景気期待指数は-17.2と市場予想(-5.8)下回り、2022年12月以来の低水準に落ち込んだ。ZEW(欧州経済研究センター)は「企業はエネルギー供給の長期的な不足を懸念しており、それが投資意欲をそぎ、政府の景気刺激策の効果を弱めている」と指摘した。
(4):米小売売上高 大幅な伸び
米3月小売売上高は前月比+1.7%と市場予想(+1.4%)を上回った。自動車を除いた売上高も+1.9%と予想(+1.4%)を上回る大幅な伸びとなった。ガソリン価格の上昇が売上高を押し上げた形だが、それ以外の消費支出も堅調だったことを示す結果となった。国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア売上高(コントロールグループ)は前月比+0.7%と7カ月ぶりの高い伸びを記録した。
(5):ウォーシュ次期FRB議長「断じてあり得ない」
米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたウォーシュ氏は議会上院の公聴会に出席。「トランプ大統領から政策金利を巡る具体的な要求を受けていない」と述べ、FRBの独立性を強調。野党・民主党から出ていた「トランプ氏の操り人形」との批判には「断じてあり得ない」と否定した。一方、金融政策の当面の見通しには触れなかった。
(6):米大統領「停戦延長」を表明
「イランは22日の協議欠席をパキスタンを通して米国に通知した」と伝わり、戦争終結に不透明感が広がった。直後にトランプ米大統領はSNSで「イランが統一した提案を提示できるまで攻撃を保留するようパキスタンから求められた」として「協議が何らかの形で決着するまでイランとの停戦を延長する」と表明した。
21日(火)の株・債券・商品市場
日経平均: 59349.17 △524.28
豪ASX: 8949.393 ▼3.896
上海総合: 4085.077 △2.950
英FT: 10498.09 ▼110.99
独DAX: 24270.87 ▼146.93
NYダウ: 49149.38 ▼293.18
日10年債: 2.397 △0.003
豪10年債: 4.907 ▼0.0301
英10年債: 4.884 △0.050
独10年債: 3.004 △0.024
米2年債: 3.7791 △0.0586
米10年債: 4.2916 △0.0406
NY原油: 89.67 △2.25
NY金: 4719.60 ▼109.20
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 158.700 ~ 160.100
ユーロ/円: 186.400 ~ 187.800
ポンド/円: 214.300 ~ 216.100
豪ドル/円: 113.600 ~ 114.500
ドル/円の見通し:引き続き底堅い値動きとなりそう
昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%の上昇。日経新聞が「日銀、4月利上げ見送りへ 中東情勢見極め6月に是非判断」と報じたことで円が売られたほか、米国とイランの停戦協議を巡り再び不透明感が強まったことによる『有事のドル買い』が持ち込まれたことで、一時159.64円前後まで上昇した。もっともNY時間終盤にトランプ米大統領が「イランとの協議が完了するまで停戦を延長する」と自身のSNSで表明したことで上げ幅を縮めた。 米国とイランの停戦は明日の期限を前に延長されたが、トランプ大統領は海上封鎖の継続を表明しており、イラン側も「必要であれば武力で封鎖を突破する」としている。中東情勢をめぐる先行き不透明感は払しょくされておらず、ドル/円は引き続き底堅い値動きとなりそうだ。
注目の経済指標・イベント:
04/22 (水)
15:00 (英) 3月消費者物価指数(CPI)
16:40 (ユーロ圏) レーンECB専務理事講演
23:30 (米) EIA週間原油在庫統計
26:00 (ユーロ圏) ナーゲル独連銀総裁講演
26:00 (米) 20年債入札(130億USD)
26:30 ◎ (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
- (米) テスラ1-3月期決算
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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