アジア時間に円急騰の場面も、すぐに戻す 中東情勢にらんで足元ドル買いに=ロンドン為替概況
アジア時間に円急騰の場面も、すぐに戻す 中東情勢にらんで足元ドル買いに=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル買いが優勢。ホルムズ海峡をめぐって中東情勢が緊迫化している。イラン革命防衛隊報道官は、イランの規則に違反するいかなる船舶も「武力を用いて停止させる」と述べた。さらに、イラン、ホルムズ海峡に新たな「管理区域」を設定と報じられている。また、米船舶がイランのミサイル攻撃を受けたとの情報も流れた。ただ、ミサイルについては米当局は否定している。これらを受けてNY原油先物は再び106ドル台まで上伸。市場には有事のドル買い圧力が再燃している。ユーロドルは一時1.17台割れ、ポンドドルは1.35台前半に一時下落した。ドル円は週明けも波乱の展開。アジア時間に157.25付近まで買われるも、一気に155.72付近まで急落する場面があった。すぐに買戻しが入り156円台後半へと反発。ロンドン時間には上記の報道を受けた原油高とともに再び157.15付近まで買われた。ただ、ドル円に関しては介入警戒感も強く、157台乗せでは売買が交錯している。英市場が休場となっていることで、流動性は少なく一方向への値動きが続きにくい点もみられている。
ドル円は157円付近での取引。東京市場は大型連休に入っておりアジア時間の参加者は限定的。そのなかでドル円は157.25付近までじり高の動きをみせた。しかし、日本時間昼過ぎに突然売りが入ると、155.72付近まで急落。介入や為替レートチェックを想起させる値動きとなった。その後はすぐに買い戻しが入り157円をうかがう動きに。ロンドン時間に入るとホルムズ海峡をめぐる緊張を受けてNY原油先物が106ドル台乗せへと上昇。有事のドル買いに支えられて157円台に再び乗せている。ただ、介入警戒感もあって一進一退の値動きとなっている。
ユーロドルは1.17付近での取引。週明けオセアニア市場で付けた1.1763付近を高値に、その後は上値重く推移している。ロンドン時間に入ると有事のドル買いを受けて一時1.1689付近まで安値を広げる場面があった。ユーロ円はドル円とともに大幅振幅。アジア時間に184.41付近を高値に、一時182.81付近まで急落した。しかし、すぐに184円付近へと反発。足元では183円台後半から184円付近で売買が交錯している。対ポンドではややユーロ買いの動きも目立った材料はみられていない。
ポンドドルは1.35台半ばでの取引。週明けオセアニア時間につけた1.3605付近を高値に、その後は上値を抑えられている。ロンドン時間に入ると原油高とともに有事のドル買いが入り、安値を1.3523付近に更新。その後はやや下げ渋っている。ポンド円はアジア時間に213.62付近まで買われた後、一気に211.80付近まで急落した。すぐに買い戻しが入るも213円台乗せでは再び上値が重くなっている。足元では212円台後半で推移している。ユーロポンド0.8630付近から0.8651付近までの狭いレンジでややポンド売りが優勢。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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