7月までに1%、年内1.5%までの米利上げを織り込む動き=NY為替
きょうのNY為替市場はドル買いが強まっており、ドル円は116円台に上昇。先ほど発表になった1月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回る強い内容となったことで、米利上げ期待が一層強まっており、ドル円を押し上げている。ロンドン時間に日銀が14日に指値オペを実施することを通告したことも、ドル円の買いを誘っている状況。米CPIは前年比7.5%と1982年以来の大幅な伸びとなった。
これを受けて短期金融市場ではFRBの利上げ期待が一層高まっており、7月までに1%、年内1.5%までの利上げを織り込む動きが見られている。0.25%ずつの利上げと仮定すれば、年内に6回の利上げを想定している。
米CPIは全アイテムに渡って前月から上昇したが、特に光熱費が2.5%の上昇を示していた。米国債利回りも上昇し、政策金利に敏感な2年債は1.47%、10年債は2%をうかがう動きが出ている状況。
USD/JPY 116.31 EUR/USD 1.1385 GBP/USD 1.3529
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
![MINKABU PRESS](/assets/minkabufx_writers/logo_minkabupress-ec6bdf5044742e8bc94eb3a16e7629c59f783ac386c16782ef9cebc433901c4b.png)
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。