【海外市場の注目ポイント】5月の米雇用動態調査(JOLTS)など
日本時間午後11時に5月の米雇用動態調査(JOLTS)が発表される。求人件数の大方の予想は730万件となっており、前月の739万1000件から減少するとみられている。6月26に発表された6月14日に終わる週の米国の失業保険継続受給者数は2021年11月以来の高水準になり、再就職できない人が増加していることが示唆されている。米労働市場減速の兆しが見られるなか、求人件数が予想を下回るようであれば、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後11時には6月の米ISM製造業景況指数も発表される。大方の予想は48.8となっており、前月の48.5を上回り、5カ月ぶりに上昇すると見込まれている。
さらに、日本時間午後6時には6月のユーロ圏消費者物価指数速報値も発表される。総合の大方の予想が前年比2.0%上昇、コアの大方の予想が前年比2.3%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の1.9%上昇から加速一方、コアの前年比の伸びが前月の2.3%上昇から変わらないとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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