円買いにユーロ売り、長期債利回り動向にらんで=ロンドン為替
円買いにユーロ売り、長期債利回り動向にらんで=ロンドン為替
ロンドン序盤は、円買いとユーロ売りの動きがみられている。米独債利回りの低下に反応しているもよう。米10年債利回りは4bp低下の4.191%、独10年債利回りは6bp低下の2.55%などで推移している。
ドル円は米債利回り低下とともに売り圧力が広がっており、一時143.01レベルと本日の安値を広げている。クロス円も全般に円高方向に振れている。ユーロ円は168.46近辺、ポンド円は196.80近辺へと安値を広げている。
また、ユーロ安の面もある。対ドルで一時1.1768近辺に安値を広げる場面があった。ユーロポンドは売りが継続しており、足元では安値を0.8557近辺に更新している。
ユーロ関連の報道では、デギンドスECB副総裁が、ユーロドルの水準に触れたことが注目される。「ユーロドルの1.17は完全に受け入れ可能」「ユーロドルの1.20への上昇は許容範囲」「1.20を上回るユーロドルの上昇はより事態を複雑にするだろう」と具体的な相場水準に言及した。
日本時間午後5時から増日銀審議委員の新任会見が開かれている。「基調物価2%に届いていないとの日銀の説明に違和感はない」「利上げ判断、関税めぐる動向見ながらのスタンスに違和感ない」「利上げペース、今の経済情勢見ると、急いだほうがいいとは思っていない」などと述べている。
USD/JPY 143.06 EUR/USD 1.1778 EUR/JPY 168.47

執筆者 : MINKABU PRESS
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