アジア株上昇、米貿易合意期待に米利下げ観測 トランプがパウエルに嫌がらせの手紙
アジア株上昇、米貿易合意期待に米利下げ観測 トランプがパウエルに嫌がらせの手紙
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 24072.28(休場)
中国上海総合指数 3446.41(+1.98 +0.06%)
台湾加権指数 22673.97(+417.95 +1.88%)
韓国総合株価指数 3123.50(+51.80 +1.69%)
豪ASX200指数 8553.20(+10.93 +0.13%)
アジア株は軒並み上昇。
日本除く主要国が米国との関税交渉で合意に近づいているとの期待が高まっている。EUは米との交渉で輸出品の多くで10%の一律関税を受け入れる用意があるとしている。米利下げ期待も一段と高まっている。トランプ氏はわざわざ「手書き」でパウエルFRB議長に手紙を送った、もはや嫌がらせだろう。「米国に多額の損失をもたらしている、金利を大幅に引き下げるべきだ!」と強く利下げを要求した。
韓国株は大幅上昇、約4年ぶり高値をつけている。韓国6月の輸出は前月比+4.3%と前回の-1.3%から大幅に回復した。トランプ関税にもかかわらず回復、AIブームに伴い高性能コンピューターチップを中心に半導体輸出が12%も増加した。6月製造業PMIが前回から上昇したこともポジティブ。ハイテクや自動車、金融、消費者サービス、資本財など幅広い銘柄が上昇している。
米ナスダック最高値更新を好感して台湾株は大幅高、約4カ月ぶり高値をつけている。聯発科技など半導体関連の上げが目立つ。TSMCは2月下旬以来の高値。
上海株は前営業日終値を挟んで推移。中小企業を対象とした財新6月製造業PMIは50.4と予想外に好不況の分かれ目である50を回復した。PMI好結果はポジティブ材料だが景気支援策期待が後退している。
香港市場は「香港特別行政区設立記念日」のため休場、あす取引を再開する。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。