ドル円、一時158.60円付近に下落もすぐに戻す 米小売売上高は予想外に弱い内容=NY為替序盤
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル安が強まり、ドル円は一時158.60円付近まで下落。先ほど発表の7月の米小売売上高が予想外に弱い内容となったことで、FRBの年内利上げ期待が後退。ただ、売りが一巡するとすぐに159円台を回復し、下値では買い意欲も根強い。
短期金融市場では12月までにFRBが利上げする確率が前日の約90%から80%程度まで低下し、100%織り込まれる時期は来年3月まで後ずれしている。小売売上高の弱さについては、アマゾンのプライムデーが6月に前倒しされたことや、W杯開催の反動など特殊要因も指摘されているものの、米景気の減速懸念からドルには売り圧力がかかっている。
一方、円については日銀が早ければ9月にも追加利上げに踏み切る可能性があるとの観測が浮上。日本政府が日銀の利上げを支持する姿勢を示したとも伝わっている。ただ、市場では9月に利上げが実施されたとしても、その後の利上げペース加速やターミナルレートの引き上げを示すことができなければ、持続的な円高には繋がりにくいとの見方も出ている。
テクニカル面でドル円は、21日線と100日線を下回って推移しており、160円付近が目先の強い上値抵抗として意識される。一方、本日の安値158.60円からは素早く切り返しており、200日線が下値支持として機能している格好。目先は200日線を維持できるかが焦点となる一方、160円を明確に回復すれば、介入後の戻りを再び試す展開になりそうだ。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は158円に観測されている。
14日(金)
158.00(12.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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