ドル円は157円台での推移続く=東京為替概況
ドル円は157円台での推移続く=東京為替概況
29日の東京市場でドル円は157円台での推移が続いた。日米通貨当局の円安けん制姿勢を警戒した円買いと、世界的な株安進行を警戒したリスク回避の円買いなどが重石となる一方、米国の早期利上げ期待を受けたドル高などが支えとなり、売り買いが交錯する展開。午前中に157.23円を付けた後、今日の高値となる157.58円まで上昇。その後、片山財務相の「一般的に言って円の過小評価は懸念材料」などの円安けん制発言もあって、昼過ぎにかけて今日の安値となる157.21円を付けた。その後157.55円まで反発した後、再び157.23円まで押し戻されるなど、不安定な動きが続いた。
ユーロドルはドル高基調もあり朝からやや上値が重く、朝方の1.1374ドルから午後に1.1355ドルを付けた。その後は1.1365ドル前後を付けるなど、安値では買いが出る展開となった。ポンドドルも同様に朝から重く、1.3260ドル前後から午後に1.3230ドルを付けた。その後1.3245ドル前後まで戻している。
ユーロ円は、午前中は178.74円を付けた後、一時179.13円まで反発する場面も見られた。しかし、対ドルでのユーロの重さも波及し、午後に178.66円まで下落するなど上値の重い展開となった。
ポンド円も午前の振幅を経て、午後には売りがやや優勢となり、208.17円を付けている。
13時半に豪準備銀行(RBA)の金融政策会合の結果が発表され、政策金利は市場予想通り4.35%から4.60%に引き上げられた。声明では「インフレ率は依然として高止まりしている」「必要に応じて政策金利をさらに引き上げる」などの表現が見られ、物価高への警戒感と追加利上げの可能性が示唆された。もっとも市場の反応は限定的にとどまった。
14時半からのブロック豪中銀総裁の会見にて、今回の会合では0.25%利上げと据え置きを検討したことが明かされた。「利上げの一時停止も検討した」といった市場の想定よりもややハト派ともとれる発言を受けて豪ドル売りが強まり、対ドルでは0.7020ドル前後から0.6978ドルまで下落。対円では110.50円前後から109.83円まで下値を広げている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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