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ダウ平均は続落 本日も10年債利回りは上昇=米国株概況

株式 

NY株式29日(NY時間16:21)(日本時間05:21)
ダウ平均   51349.92(-131.59 -0.26%)
S&P500    7670.84(-12.85 -0.17%)
ナスダック   26797.54(-22.84 -0.09%)
CME日経平均先物 66335(大証終比:+505 +0.76%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。前日の米株式市場は米国債利回り上昇が重しとなったが、本日も利回りは上昇。NY時間に入って債券売り(利回り上昇)が優勢の一方、原油相場は下げに転じていた。

 米国債利回りは、根強いインフレによってFRBが早期に追加利上げに動くとの観測から上昇基調が続いている。前日の米10年債利回りは一時5.27%台に上昇し、2007年以来の高水準に接近した。

 ただ、後半は下げ渋る動きも見られた。政策金利に敏感な2年債利回りは終盤に下げが強まった。この日も複数のFOMC委員の発言が伝わっていたが、ウィリアムズNY連銀総裁が利上げを急がない姿勢を示したことで10月の利上げ期待が後退。短期金融市場では70%程度まで上昇していた確率が50%程度に低下していた。

 なお、本日は9月の米消費者信頼感指数と8月の米求人件数が公表されていたが、予想を大きく下回る弱い内容となった。ただ、先週は予想を上回る強い指標には敏感に反応していたものの、弱い指標には反応薄で、米株式市場は小幅な反応に留まっている。

 アナリストは、株式について更なる上昇を見込みつつも、分散投資を重視すべきだと指摘。債券についても強気の見方を維持し、インカム重視の投資家には金利変動リスクを抑えられる短期債、価格変動を許容できる投資家には中長期の高格付け債に戦術的な投資機会があるとの見方を示していた。

 なお、短期金融市場は現時点で10月のFRBの利上げ確率を67%程度まで高めている。本日もこのあと複数のFOMC委員の講演が予定されている。 

 次世代パワー半導体のナビタス・セミコンダクター<NVTS>が上昇。米陸軍研究所から、防衛用途向けの次世代10kV炭化ケイ素(SiC)パワー半導体技術を開発する「ALATTIS」プログラムを受注したと発表したことが好感されている。

 信用リスク分析のフェア・アイザック<FICO>が大幅安。米連邦住宅金融局(FHFA)のパルテ局長が、金融機関による「バンテージ・スコア」の採用を容易にする措置を発表したことが嫌気された。

 バイオ医薬品のサミット・セラピューティクス<SMMT>が上昇。アストラゼネカ<AZN>が20億ドルを出資し、がん治療薬候補「イボネシマブ」で提携することで合意したことが好感された。

 航空機部品のAAR<AIR>が好決算と買収発表も下落。今回の大型買収に伴う財務負担が警戒されている。

 ウォルマート<WMT>が下落。8月20日以来の大幅な下げとなっている。競合のターゲット<TGT>が追加値下げを発表したほか、この日発表の9月の米消費者信頼感が2014年以来の低水準に落ち込んだことが重しとなった。

 オラクル<ORCL>が上昇。投資およびクラウド契約先のオープンAIの年換算継続収益(ARR)が700億ドルに迫っていると伝わったことが好感されている。

 水素および燃料電池のプラグ・パワー<PLUG>が上昇。デンマークのプロジェクト向けに、アルカディアeフューエルズと280メガワットの「GenEco」電解槽の供給契約を締結したことが好感された。

 バイオ医薬品を手掛けるオランダのユニキュア<QURE>が急落。ハンチントン病向け遺伝子治療薬候補「AMT-130」の小規模臨床試験において、投与4年後の病状進行抑制効果が3年時点を下回ったことが投資家心理を冷やした。

 中古車販売のカーマックス<KMX>が上昇。第2四半期の中古車既存店販売が市場予想を大幅に上回り、事業立て直し策の進展が示されたことが好感された。

フェア・アイザック<FICO> 617.87(-223.02 -26.52%)
フューエルセル<FCEL> 16.90(+0.76 +4.71%)
サミット<SMMT> 16.39(+0.91 +5.88%)
AAR<AIR> 106.75(-8.34 -7.25%)
ウォルマート<WMT> 106.80(-1.93 -1.78%)
オラクル<ORCL> 137.79(+5.19 +3.91%)
プラグ・パワー<PLUG> 1.91(+0.05 +2.69%)
ユニキュア<QURE> 24.51(-14.60 -37.33%)
カーマックス<KMX> 59.23(+2.68 +4.74%)

アップル<AAPL> 329.40(-9.00 -2.66%)
マイクロソフト<MSFT> 508.96(-0.26 -0.05%)
アマゾン<AMZN> 246.67(+0.52 +0.21%)
アルファベットC<GOOG> 337.32(-1.84 -0.54%)
アルファベットA<GOOGL> 340.92(-1.83 -0.53%)
テスラ<TSLA> 352.84(-4.61 -1.29%)
スペ-スX<SPCX> 149.24(+3.77 +2.59%)
メタ<META> 738.79(+23.17 +3.24%)
エヌビディア<NVDA> 227.21(-1.65 -0.72%)
AMD<AMD> 607.57(-0.30 -0.05%)
イーライリリー<LLY> 1184.63(-0.15 -0.01%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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