【これからの見通し】米雇用統計待ちに、中東情勢や株式市場の調整をにらみながら
【これからの見通し】米雇用統計待ちに、中東情勢や株式市場の調整をにらみながら
この後の海外市場では、米雇用統計発表が最大の注目イベントとなる。市場予想は、非農業部門雇用者数が8.8万人増と前回の11.5万人増から伸びが鈍化する見込み。失業率は4.3%と前回と同水準の予想となっている。インフレに影響するものとして、平均時給は前月比+0.3%(前回+0.2%)、前年比+3.4%(前回+3.6%)と予想されている。市場の反応は基本的に事前予想と結果との乖離度合いとなる。強含みでドル高、弱含みでドル安反応が想定される。焦点は、NY終盤にかけての反応の持続性となりそうだ。
発表までのマーケットは、待ちの姿勢が続くこととなる。そのなかで中東情勢と株式市場の調整動向をにらみながら神経質な地合いとなりそうだ。アジア時間にはオマーン原油ターミナル爆発や韓国のAI利益分配論が浮上した。中東情勢をうけたNY原油動向は93ドル付近での取引と、比較的落ち着いている。一方で、AI関連株主導の韓国総合株価指数は5%超安と調整が強まっており、その他主要株価指数にもその影響が波及している。米株先物・時間外取引もマイナス圏で推移している。米雇用統計を控えた欧州株式市場動向が調整の度合いの試金石となろう。
この後の海外市場で発表される経済指標は、先に指摘した米雇用統計の他にもトルコ消費者物価指数(5月)、トルコ生産者物価指数(5月)、フランス経常収支(4月)、フランス貿易収支(4月)、フランス鉱工業生産指数(4月)、ユーロ圏実質GDP(確報値)(2026年 第1四半期)、台湾消費者物価指数(CPI)(5月)、インド実質GDP(2026年 第1四半期)、カナダ雇用統計(5月)、そしてカナダIvey購買部協会指数(5月)が今週の締めくくりとなる。
発言イベント関連では、ディングラ英中銀委員、ベイリー英中銀総裁などが経済イベントに出席・講演を行う。ECBはすでにブラックアウト期間入り、FRBはあすから18日までがブラックアウト期間となる。金融当局者の発言に関しては手掛かり難の週末となろう。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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