ポンドドル、一時1.30ドル台に上昇 英金利が今年も主要国で比較的高水準に留まるとの見方=NY為替
ポンドドルはNY時間にかけて伸び悩む動きが出ており、1.2975ドル近辺での推移となっている。ただ、上値追いの流れは続いており、ロンドン時間には一時1.30ドル台まで上昇する場面も見られた。昨年11月以来。
米景気の先行きを巡る懸念や関税の不透明性から、ドルの軟調な展開が見られており、ポンドドルの買戻しを下支えしている。市場では、英金利が今年も主要国の中で比較的高い水準に留まるとの見方が浮上していることもポンドをサポートしているようだ。
英中銀は今週の金融政策委員会(MPC)で、政策金利を4.50%に据え置く見通し。インフレ上昇と地政学的な不透明感が、漸進的な緩和を後押ししている。短期金融市場では年内2回の利下げに対し、FRBは2-3回の利下げを織り込んでいる。FRBも今週は政策金利を4.50%で据え置くと予想されている。
先週発表の1月の英月次GDPは予想外のマイナスだったが、政府が計画する大型インフラ支出が成長を支えるとの期待もある。
GBP/USD 1.2975 GBP/JPY 194.10 EUR/GBP 0.8415
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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