日銀会合受けて円買い進む 投票結果などがややサプライズ=東京為替概況
日銀会合受けて円買い進む 投票結果などがややサプライズ=東京為替概況
注目された日銀金融政策決定会合の結果を受けて円買いが強まった。ドル円は前日NY午後の流れもあり、発表前は比較的しっかりした動きを見せ、朝方の159.40円台から午前中に159.57円まで上昇した。
高値圏のもみ合いで迎えた結果発表では、市場予想通り政策金利の据え置きが決定された。しかし、投票結果が1月および3月会合での8対1から、6対3へと変化。これまでの高田委員に加え、タカ派として知られる田村委員の利上げ主張は想定内であったものの、中立派の中川委員までもが利上げ主張に回ったことがサプライズとなり、円買いが広がった。
また、同時に発表された展望レポートにおいて、2026年度の物価見通し(生鮮食品除く前年比)が前回の+1.9%から+2.8%へ大きく引き上げられたことも円買いを誘った。一部金融機関の予想(+2.6%)を上回る上方修正となった。さらに、前回は「上下に概ねバランスしている」とされていたリスクバランスが、「経済成長は下振れ、物価見通しは上振れリスクが大きい」と変更されたことも、さらなる利上げへの意識を強めさせ、円買いを後押しした。
ドル円は会合後に一時158.96円と、4月21日以来となる158円台を付けた。その後は15時半からの植田総裁会見待ちとなり、ポジション整理の動きから159.20円台まで反発している。
クロス円も円買いが優勢。ユーロ円は186.80円前後から186.21円まで下落。ポンド円は215.70円台から215.13円を付けている。
ユーロドルなども対円での下げが波及し軟調な展開。ユーロドルは朝方の1.1720ドル台から午後に1.1701ドルを付けた。ポンドドルは1.3540ドル前後から一時1.3511ドルまで値を下げている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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