【これからの見通し】英欧中銀の金融政策発表、多くの経済統計発表が控える ドル高定着するか見極めに
【これからの見通し】英欧中銀の金融政策発表、多くの経済統計発表が控える ドル高定着するか見極めに
昨日の海外市場ではドル円が160円台に乗せた。中東情勢の不透明感が長期化するとの警戒感から原油相場が高騰したことが有事のドル買いや、日本の交易条件悪化観測による円売りを誘った。また、注目の米FOMCでは予想通り金利据え置きも、票割れでは12名中3名が緩和スタンスに反対(=タカ派寄り)した。また、パウエル議長は理事としてFRBに残留することを表明した。中銀独立性の危機が残留決定につながったという。トランプ政権からの利下げ圧力と戦う姿勢を示したとも捉えられよう。
きょうも英中銀とECBが金融政策を発表する。いずれも中東情勢の不透明感を背景に政策金利据え置きを発表することで市場コンセンサスが形成されている。しかし、声明や経済見通し、中銀総裁会見などではインフレ圧力の長期化への警戒感が示されそうだ。市場では次回会合での利上げ検討についてどの程度明確に言及されるのかに注目している。
ただし、市場センチメントはあくまでも中東情勢が握っている。ドル高基調が一段と定着するかどうかは、原油相場と中東情勢の行方が左右するだろう。
この後の海外市場で発表される経済指標予定を以下に列挙すると・・
フランス消費者物価指数(速報)(4月)、フランス生産者物価指数(3月)、ドイツ雇用統計(4月)、ドイツ実質GDP(速報値)(2026年 第1四半期)ユーロ圏実質GDP(速報値)(2026年 第1四半期)ユーロ圏消費者物価指数(HICP・概算値速報)(4月)、ユーロ圏雇用統計(3月)、ECB政策金利(4月)、KOFスイス先行指数(4月)、トルコ貿易収支(3月)、南ア生産者物価指数(PPI)(3月)、南ア貿易収支(3月)、イスラエル雇用統計(3月)、イスラエル製造業生産(2月)、英中銀政策金利(4月)、ブラジル雇用統計(3月)、メキシコ実質GDP(速報値)(2026年 第1四半期)、カナダ実質GDP(2月)など。
そして米国では個人所得・支出(3月)、PCE価格指数(3月)、雇用コスト指数(2026年 第1四半期)、実質GDP(速報値)(2026年 第1四半期)、新規失業保険申請件数(04/19 - 04/25)、シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(4月)、景気先行指数(3月)など。
発言イベント関連は、英中銀とECBの金融政策発表に関連して、ベイリー英中銀総裁とラガルドECB総裁の会見が注目される。また、米主要企業決算は、アップル、イーライリリー、アムジェン、キャタピラー、マスターカードなどが予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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