ドル円は153円台まで急落 円キャリーの巻き戻しが加速 日銀の報道も=NY為替序盤
きょうのNY為替市場、円の買い戻しが加速しており、ドル円は153円台まで急落している。9月のFRBの利下げ期待が高まる中で、円キャリー取引の巻き戻しが加速しており、ドル円は下値模索が続いている。テクニカル勢も下値警戒感を強めており、新規に売りで参入しているようだ。
ドル円はこの下げで100日線を下回っており、200日線が控える151円台半ばの水準を試す展開になるか注目される。
日銀が今月の決定会合で国債購入の減額と伴に利上げも検討するとの報道が流れていた。ロイター通信が関係者の話として伝えた。観測気球が流れ始める中で、ドル円の下値警戒感が高まる中で、市場も敏感に反応している模様。なお、国債購入の減額については、向こう数年間に購入額をほぼ半減させる計画を公表する可能性が高いとも伝えていた。
市場では利上げについては協議はするものの、今回の実施はないとの見方が有力視されている。ただし、日銀が利上げを見送ったとしても植田総裁の会見などで、9月利上げにオープンな姿勢を示唆してくる可能性はありそうだ。それまでに4-6月期のGDPを確認でき、落ち込んでいた個人消費も確認できる。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
24日(水)
155.00 (11.9億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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