植田日銀総裁が利上げに前向き姿勢示す、12月確率70%に上昇も円買い限定的
植田日銀総裁が利上げに前向き姿勢示す、12月確率70%に上昇も円買い限定的
植田日銀総裁の講演は利上げに前向きな姿勢を示すものだった。
調整は遅すぎず早すぎず行う必要がある、現在の実質金利は極めて低い水準にある。12月の決定会合では利上げの是非について適切に判断する。中心的な見通しが実現していく確度は少しずつ高まってきていると語った。
植田総裁発言を受け12月利上げ確率が70%台に上昇、来年1月までに利上げする確率は90%を超えている。ただ、円買いは今のところ限定的。先週の日銀タカ派化報道や増・小枝委員の利上げ前向き発言を受け12月利上げ期待はすでに広がっていた。
植田総裁発言中にドル円は一時155.49円まで下落したが、その後は155.70円台まで戻している。2年債利回りは17年ぶりに1.0%台に乗せている。10年債利回りは17年半ぶりに1.85%台乗せ。
執筆者 : MINKABU PRESS
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