ドル円は147円台前半を中心とした落ち着いた動き=東京為替概況
ドル円は147円台前半を中心とした落ち着いた動き=東京為替概況
30日の東京市場でドル円は落ち着いた動きとなった。朝の147円50銭前後から米債利回りの低下を受けて147円20銭前後まで下落。もっとも今日、明日の開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)や、今晩の12月米雇用動態調査(JOLTS)などを前に突っ込んだドル売りにも慎重姿勢が見られ、その後は147円台前半のもみ合いとなった。特に午後は147円30銭台での小動きに終始している。
ユーロドルはドル円の下げ局面で1.0830台から1.0842までドル安となったが、上値はそこまで。ユーロ円の下げもあって午後に1.0822を付けている。クロス円は全般に軟調。株は小動きに終始しており、リスク警戒が強まっているわけではないが、全般に上値の重さが感じられた。ユーロ円は朝の159円80銭台から下落。午前中は159円50銭手前で下値が支えらえて小幅な買い戻しが入る場面が見られたが、午後に159円47銭まで下げている。
オセアニア市場朝に上昇したNZドルは高値圏推移となった。コーンウェイNZ中銀チーフエコノミストが、NZのインフレはターゲットへ向かう道半ばと、引き締め姿勢の継続を示したことでNZドル買いとなり、0.6105ドル前後から0.6140ドル超えまでNZドル高となった。東京市場では0.6149ドルまで上値を伸ばしている。
MINKABUPRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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