ドル円は上値がやや重いが、動きは限定的=東京為替概況
ドル円は上値がやや重いが、動きは限定的=東京為替概況
20日の東京市場でドル円は159.10円前後から158.85円前後まで下げるなど、やや上値が重い展開となった。もっとも値幅は限定的なものにとどまっている。昨日のNY市場で日米財務相の発言などで円買いが入る場面が見られたが、ドル全般の強さもあり159.10円前後に戻して東京朝を迎えた。ベッセント財務長官の「過度な為替変動は望ましくない」との発言や、片山財務相の「日本の為替政策の姿勢は理解されたと考えている」との発言などから、ここからドル高円安が進んだ場合、介入が入りやすくなっているとの警戒感が市場で広がっており、ドル円の上値を抑えた。
午後に入って158.82円と、東京午前の安値をわずかに下回ったが、昨日のNY市場での安値に届いておらず、値幅は限定的にとどまっている。その後159.00円前後まで買いが出るなど、一方向の動きに対する警戒感も出ていた。
昨日1.1592ドルを付けたユーロドルは、朝に少し戻すも、戻りは1.1613ドルまでにとどまった。同水準は昨日の下げ局面でいったん下値を支えた水準に近く、典型的な下げトレンドの動きとなっていたが、1.15台での売りにも慎重で、値動きは落ち着いたものとなっている。午前中に1.1594ドルを付けた後、午後に1.1592ドルと昨日の安値に並ぶ動きも見られたが、そこからのユーロ売りには慎重となっていた。
ユーロ円はドル円の下げもあって朝の184.60円台からやや売りが出た。昼前に184.30円前後を付けた後、もみ合いの中で午後に184.27円を付けている。もっとも昨日の安値184.20円に届かずに184.40円前後まで戻している。
ポンドドルは1.3370ドル台から1.3400ドル台での推移。午後3時の英物価統計がやや弱く出た際にポンド売りが入り1.3376ドルと午前の安値1.3378ドルを下回る動きを見せたが、すぐに反発するなど、一方向の動きにはならなかった。英CPIは3月の前年比+3.3%から予想を下回る+2.8%まで大きく鈍化したが、これは昨年4月の英CPIが公共料金の大幅引き上げなどを受けて一気に上昇したことを受けた数字で、見かけほど低い伸びではなく、影響が限定的にとどまった。
ポンド円は対ドルでのポンド売りに押されて一時212.64円まで下げた。その後213.00円近くまで反発している。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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