【これからの見通し】トランプ発言受けた期待は続くのか、原油・株式・債券などの動向にらみに
【これからの見通し】トランプ発言受けた期待は続くのか、原油・株式・債券などの動向にらみに
きょうのマーケットは株高、原油安、債券高の動き。トランプ米大統領の発言を受けた米イラン協議の進展期待を主因として地政学リスクが後退し、米エヌビディアの好決算もリスク選好につながっている。日経平均は一時2000円超高と強い動きを見せている。NY原油先物は97ドル割れまで下落したあとは99ドル台を中心に落ち着いた。米10年債利回りは4.59%付近の低水準で揉み合い。足元では急速な値動きは一服している。
為替市場はほぼ前日並みの水準で安定的に推移している。ドル円は159円前後、ユーロドルは1.16台前半、ユーロ円は184円台後半での揉み合いとなっている。
市場全般にはリスク警戒感が後退しており、欧州勢も株高で取引を開始する公算が高い。現状では市場の緊張感は緩和されている。突然の介入などの可能性もあり、念のため注意は怠らないようにしたい。
中東情勢についても、楽観視はできない。トランプ大統領やイスラエルのネタニヤフ首相が警告を続けているように、協議が暗転する報道が出れば急激なリスクオフの円買いが発生し得る点が最大の不確定要因となる。トランプ大統領の発言に対するイラン側の反応が焦点となろう。
この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国などのPMI速報値(5月)、ユーロ圏建設業生産高(3月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)(5月)、米新規失業保険申請件数(05/10 - 05/16)、米フィラデルフィア連銀景況指数(5月)、米住宅着工件数(4月)など。
発言イベント関連では、ビルロワドガロー仏中銀総裁、テイラー英中銀委員、ベイリー英中銀総裁、エルダーソンECB理事、バーキン・リッチモンド連銀総裁などの講演などが予定されている。欧州委員会が春季経済見通しを公表する。米10年インフレ連動債(TIPS)入札(190億ドル)が実施される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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