欧州PMIの悪化や中東情勢に関する好悪材料に振り回される展開、有事ドル買い優勢=ロンドン為替概況
欧州PMIの悪化や中東情勢に関する好悪材料に振り回される展開、有事ドル買い優勢=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、神経質な振幅も足元では有事ドル買いが優勢。序盤はフランス・英国のPMIの悪化を受けてユーロとポンドが下落。ユーロドルは安値を1.1590台に広げた。しかし、中盤にはイラン情勢改善のうわさが浮上し、原油安・金利低下を伴いながらドル売りが優勢となった。ユーロドルは1.1635まで反発し、ドル円も159円台から158円台後半へ軟化した。その後、ロンドン昼にかけてロイターが「イラン最高指導者が兵器級に近い濃縮ウラン在庫は国内に留めるべきだと発言か」と報じたことで、再び市場には緊張感が戻った。NY原油先物は97ドル台から101ドル付近へ急反発し、米10年債利回りも4.61%台へ上昇。為替市場では有事のドル買いが再燃し、ドル円は159円台を回復、ユーロドルは1.1605付近へ押し戻されるなど、相場の軸が短時間で何度も入れ替わる不安定な展開となっている。
ドル円は159円台前半での取引。東京午前の158.81付近を安値に、その後は買いが優勢に推移している。ロンドン序盤にかけては159円台に乗せる場面があった。しかし、中東での合意が近いとのうわさとともに再び159円台割れへと反落。その後、イラン最高指導者の濃縮ウランに関する発言報道を受けて再び有事のドル買いが優勢になっている。足元で高値を159.14付近に更新した。
ユーロドルは1.16台前半での取引。東京午前に1.1635付近まで買われたが、上値を抑えられて前日NY終値1.1624近辺に落ち着いた。ロンドン朝方に発表された仏PMIが想定外の弱い結果となると一時1.1594付近まで安値を広げた。その後、米国とイランの合意が近いとのうわさが流れると再び1.1635付近まで反発。しかし、ロンドン昼にかけてロイターが「イラン最高指導者が兵器級に近い濃縮ウラン在庫は国内に留めるべきだと発言か」と報じると有事のドル買い反応で1.16手前水準に再び下げている。ユーロドルの振幅とともにユーロ円も神経質に振幅。ロンドン朝方の184.41付近を安値に、その後の184.94付近までの反発を高値に売買が交錯している。対ポンドでも上下動。
ポンドドルは1.34台前半での取引。ロンドン朝方の売りで1.3416付近まで下げたあと、1.3455付近まで高値を更新。しかし、再び売られて安値を1.3415付近にわずかに広げた。ポンド円は東京昼にかけてつけた213.30付近を安値に、ロンドン序盤には一時213.83付近まで買われて高値を伸ばした。その後はレンジ内で神経質に売買が交錯している。ユーロポンドは0.8642から0.8657で方向性に欠ける振幅。まず、仏PMIの悪化を受けてポンド買いが優勢となるも、その後の英PMIの悪化とともに売り戻しが入った。足元では、再びポンド買いが優勢。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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