ややドル買い優勢も値動きは限定的、米半導体大手の決算待ちムードも=ロンドン為替概況
ややドル買い優勢も値動きは限定的、米半導体大手の決算待ちムードも=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ややドル買いが優勢。今日の為替相場は、ドル高と円高が交錯する展開となっているものの、全般的に値幅は限られている。中東情勢の不透明感は続き、事態に目立った進展がないにもかかわらず、NY原油先物は軟調に推移し、米債利回りも低下している。欧州株も足元で上げに転じるなど、市場の警戒感はひとまず和らいでいる。米株式市場引け後に発表される米エヌヴィディアの決算待ちのムードが漂うなか、為替は落ち着いた値動きにとどまっている。ドル指数は小幅に上昇して4月7日以来のドル高水準を回復し、ユーロドルは1.16台前半から1.15台後半へと軟化、ポンドドルも1.33台後半で安値を広げている。クロス円は東京午前の円高の動きを受けて揉み合いとなり、ユーロ円は184円台前半、ポンド円は212円台後半と前日比円高水準で推移。そのなかでドル円は、東京で159円台前半から158円台後半へと下押しされた後、ロンドン時間にかけて再び159円台を回復する場面があり、いわゆる下に往って来いの動きとなっている。原油、債券、株式、為替がまちまちに動くなか、きょうはこれまでのところ調整主導の展開が続いている。
ドル円は159円付近での取引。この日は下に往って来いの値動き。東京朝方の159.11付近を高値に、東京午後にかけて158.82付近まで下押しされた。しかし、売りは続かず反転。ロンドン序盤には再び159円台を回復した。足元では反発の動きも一服。この後のNY市場では目立った経済指標発表に欠けるなかで、米FOMC議事録や米株式市場引け後の半導体大手エヌヴィディア決算待ちとなっている。
ユーロドルは1.16付近での取引。東京朝方の1.1613付近を高値に売られ、ロンドン序盤には1.1584付近まで安値を広げた。足元では下げ一服となっている。ユーロ円は上値重く推移。東京朝方の184.69付近を高値に、東京昼にかけて184.27付近まで下押しされた。その後は安値圏でのもみ合いが続くなかで184円台前半から半ばをうかがう動きとなっている。対ポンドではややユーロ売りが優勢も値幅は限定的。
ポンドドルは1.34付近での取引。前日NY終値1.3395を挟んだ揉み合いが続くなかでロンドン朝方に1.3407付近の高値をつけ、その後に1.3375付近の安値を付けている。ややドル買いに押されるも値幅は限定的。ポンド円は東京早朝の213.22付近を高値に上値重く推移。ロンドン早朝には212.64付近まで一時下落も、その後は213円付近へと下げ渋っている。ユーロポンドは0.8656から0.8668までの狭いレンジでややポンド高優勢。4月英CPIは前年比+2.8%と伸び鈍化も、PPI投入価格が前年比+7.7%に大幅上昇と根強いインフレ動向も見られた。「英国は9月から開始予定だった燃料税引き上げを延期へ、関係筋」との報道が流れているが、ポンドは目立った反応を示していない。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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