全般に円高の地合い、ドル円は110.40円付近までじり安=東京為替前場概況
東京外為市場、株安を背景として全般に円高の地合い。ドル円は前日安値を下回る110.40円付近までじり安となり、下げ一服の場面があっても110.50円の節目を回復できず、戻りの鈍さがみられている。このレベルには21日移動平均線や日足の一目均衡表で基準線があり、両ラインをめぐる攻防となっている。
クロス円も円高傾向であるが、ドル円との比較では、東京中盤になって下げ一服となるものもみられている。日経平均株価や米国株先物の時間外取引が下げ幅を縮小していることが背景。ユーロ円は130.50円付近、ポンド円は152.34円付近で下げ止まり、本日の安値圏でのもみ合いに移行している。
豪ドル/ドルは0.7490ドル前後、東京中盤の豪ドル円は82.70円前後で小幅な値動きとなっている。豪ニューサウスウェールズ州で新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりしていることを受け、シドニー市のロックダウン(都市封鎖)が1週間延長されると伝えられているが、反応は薄い。
日経平均株価は反落。前引けでは前営業日比279.39円安の2万8363.82円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=110.46円、ユーロドルは1ユーロ=1.1824ドル、ユーロ円は1ユーロ=130.61円、ポンド円は1ポンド=152.44円、豪ドル円は1豪ドル=82.74円、NZドル円は1NZドル=77.46円、スイス円は1スイスフラン=119.55円、カナダ円は1カナダドル=88.59円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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