ユーロドル、過小評価の可能性=NY為替
きょうの為替市場はドル安が優勢となる中、ユーロドルは1.15ドル台半ばまで買い戻されている。前日は一時1.1470ドル付近まで下落していたが、1.15ドル台はサポートされている格好となっている。本日の21日線が1.1595ドル付近に来ており、その水準を回復できるかが目先の注目となる。一方、ユーロ円はドル円と伴に利益確定売りに押されている。前日は21日線を回復する動きが見られていたが、再びその水準を下回る展開。
アナリストからは、最近の下落を受けてユーロドルは過小評価されているとの指摘が出ている。直近のドル高は、金利差や株式市場の調整を受けた安全資産需要という短期的要因で正当化できる範囲を超えていると指摘。ユーロドルは1.3%過小評価されていると推定しているという。
ユーロがさらに下落するには、ユーロに何らかの大幅なプレミアムが積み上がるか、米国の利下げ期待がさらに後退する必要がある。その上で、今後数日間で1.16ドルまで上昇する可能性があると予想しているようだ。
EUR/USD 1.1549 EUR/JPY 176.76 EUR/GBP 0.8788
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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