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【これからの見通し】ドル相場は債券動向にらみに、きょうはパウエル議会証言

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【これからの見通し】ドル相場は債券動向にらみに、きょうはパウエル議会証言

 昨日のNY市場ではドル安の動きが優勢だった。米債利回りの上昇が進行し、利回り曲線のスティープ化が強まるなかでのラガルドECB総裁発言が響いた。総裁は、「ECBは長期債の動向を注意深く見ている」と述べた。ユーロ高けん制のときにも注意深く見ているとの表現を使用しており、この発言も利回りの急上昇を警戒する発言と市場は捉えたようだ。

 ロンドン市場で1.39%まで上昇した米10年債利回りは、一時1.32%台まで低下した。為替市場ではドル売りが広がり、ドル円は一時105円台割れへと下落、ユーロドルは1.21後半、ポンドドルは1.40台後半、豪ドル/ドルは0.79台乗せへとそれぞれ上昇した。その後、NY後半には利回りが再び上昇したが、為替市場ではドル売り圧力が残る格好となった。

 東京不在の今日のアジア市場では、ドル円は105円前後、ユーロドル1.21台後半、ポンドドル1.40台後半、豪ドル/ドル0.79台前半など、前日NY市場からのドル安水準で取引されている。米10年債利回りは1.37%前後で推移している。

 さて、この後の海外市場だが、パウエル米FRB議長が米上院銀行委員会で半期証言を行う。あすも下院で半期証言を行う予定だが、市場は初出となる今日の証言内容に注目しているようだ。経済と金融政策について幅広い内容で証言する。上記のように米債利回りの上昇、スティープ化が進行するなかで、これを容認するのか、警鐘を鳴らすのか、興味深いポイントとなろう。債券動向のみならず、高所恐怖症も出始めている米株式市場にも影響は大きそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、英失業率(1月)、英ILO雇用統計(10-12月期)、南ア失業率(第4四半期)、ユーロ圏消費者物価指数・確報値(1月)、米S&Pケースシラー住宅価格(12月)、米FHFA住宅価格指数(12月)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数(2月)など。

 発言イベント関連では、パウエル証言のほかに、マックレム・カナダ中銀総裁の講演及び会見、米2年債入札(600億ドル)、ホーム・デポ、メーシーズなどの決算発表が予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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