リスク回避ムード、ドル円は104.04円付近まで弱含み=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、日経平均株価の下落や時間外取引での米国株先物の軟調推移を背景に、リスク回避ムードとなっている。全般に円高、ドル高の傾向となっているが、ドル円では円高のほうが勝っており、一時104.04円付近まで弱含んだ。前日の安値104.07円付近をわずかながら下回ったものの、104円割れはひとまず回避されている。
豪ドル円は75.70円近辺まで、豪ドル/ドルは0.7272ドル近辺まで弱含み、戻りは鈍い。ロウ豪中銀(RBA)総裁の「豪州は中国との強固な貿易関係を維持する必要がある」などの発言が伝えられ、豪中の関係悪化が改めて意識され、豪ドル売りにつながっているとの見方もあるようだ。
トルコリラ円がじり安となっており、13.47円付近まで弱含んでいる。トルコでは新型コロナウイルスの新規感染者が再び増加している。エルドアン大統領は今週末に、トルコ全土で部分的ロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表。これがリラ売りにつながっている。
日経平均株価は3営業日ぶりに反落。前引けでは前営業日比197.44円安の2万5817.18円となった。
午前11時31分現在では、ドル円は1ドル=104.12円、ユーロドルは1ユーロ=1.1857ドル、ユーロ円は1ユーロ=123.45円、ポンド円は1ポンド=137.98円、豪ドル円は1豪ドル=75.85円、NZドル円は1NZドル=71.66円、スイス円は1スイスフラン=114.26円、カナダ円は1カナダドル=79.41円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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