【本日の見通し】米中関係が重石
先週の市場でドル円は109円台から106円台半ばまで値を落とした。FOMC後にドル高が、対中関税第4弾賦課決定を受けて一気に流れが変わった格好。今週も米中関係への警戒感が継続しそう。ドル円だけでなく、対中輸出が自国経済に与える影響が大きいオセアニア通貨などにも重石。欧州はユーロ圏は景況感の悪化、英国は合意なき離脱リスクなどが重石となっており、クロス円全般も重い。当面はこうした流れが続きそう。ドル円は106円台前半には買いが入る流れも、売れていない実需筋の状況などから107円台では売りが出ると見られ。頭の重い展開が続きそう。今週の動きとして106円割れも意識したいところ。
minkabuPRESS編集部山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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