続落、供給過剰懸念が根強い=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=63.26(-0.44 -0.69%)
国際エネルギー機関(IEA)が月報で供給過剰を指摘し続けていることを受けて、過剰在庫が積み上がるとの観測が根強いことが相場を圧迫した。石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国が自主減産の解消を進めているなか、VLCC(大型原油タンカー)のスポット用船市況が騰勢を強めていることも供給過剰懸念の背景。ただ、中国が備蓄を拡大させ、供給過剰を吸収し続けると見られていることから下値は限られた。
時間外取引で11月限は売り買い交錯。前日終値を挟んで上下した。通常取引が始まると64.20ドルまで強含んだが買いは続かず、63.03ドルまで軟化した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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