サウジとパキスタンが相互防衛協定を締結、米国との安全保障合意はハリボテか
サウジアラビアとパキスタンは相互防衛協定を締結した。イスラエルがカタールの首都ドーハを空爆した際に、米国製のレーダーや対空防衛システムが全く機能せず、カタールにある中東最大の米軍基地は沈黙していたことから、中東が米国に支払ってきた巨額の安全保障コストの意味が問い直されており、サウジは核兵器保有国であるパキスタンに接近した。今週15日に行われたアラブサミットで首脳らはイスラエルの攻撃に遺憾の意を示すだけだったが、個別の動きが始まっている。役に立たない米国との安全保障合意に見切りをつける国が増えるとの観測もある。英フィナンシャル・タイムズによると、パキスタンと相互防衛協定を締結する前に、サウジは米国にこの件について知らせていなかったもよう。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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